2021-06-21 第204回国会 参議院 行政監視委員会 閉会後第1号
○上田清司君 六月七日の参議院決算委員会で、理事長は、SAY企画が中国に再委託、これは違反行為でありますけれども、委託したのは氏名と振り仮名のみと再三答弁されております。しかも、氏名と振り仮名は、自動読み取り機、OCRでよく読み取れなかったので、そこだけ切り取って中国で入力させたと言っておられます。
○上田清司君 六月七日の参議院決算委員会で、理事長は、SAY企画が中国に再委託、これは違反行為でありますけれども、委託したのは氏名と振り仮名のみと再三答弁されております。しかも、氏名と振り仮名は、自動読み取り機、OCRでよく読み取れなかったので、そこだけ切り取って中国で入力させたと言っておられます。
○上田清司君 資料二は日本年金機構における業務委託のあり方に関する調査委員会の報告書の抜粋ですが、機構が公表したSAY企画の契約違反内容が列記されて、発生した内容も明らかにされています。 そうしたSAY企画の中身でありますけれども、いわゆる、中身を見ていれば、悪質業者、あるいは業務を遂行する能力もなく極めて誠実さに欠けている内容に思いますけれども、そのとおりですか、理事長、端的に。
私、そのときに現場にいたわけではないので、どういう理由だったのかというのは、これはSAY企画の話だったと思いますが、ただ一方で、IBMにこういう言うなればセキュリティーの問題があったときの依頼を元々しておられたので、年金機構が、IBMに入って調査をいただいた。
○参考人(水島藤一郎君) 私どもは、SAY企画が私どもに伝えると言ったことを確認をしたわけでございまして、私どもが読み取れないというふうに申し上げたわけではございません。
○上田清司君 SAY企画が言ったことをそのままうのみにしただけですと。それじゃ困るでしょう。年金受給者、年金保険料を払っている国民等々の信頼を全部なくすじゃないですか。 田村大臣、また当時官房長官でありました加藤官房長官は厚労大臣もやっておられました。これが読み取れないということをSAY企画が言っていることを了としましたと言っているんです。それはいけません。
また、受託業者であるSAY企画との間では履行前の打合せ会を実施しておりますが、その時点では仕様書どおりの業務を行うという説明を受けておりました。 当時の機構の規定におきましては、履行前検査を定めておりませんでした。したがいまして、担当者におきましては、受託業者からの説明を受けたのみで履行開始を認めてしまったということでございました。 このような事態を受けまして、調査委員会を発足させました。
当時、日本年金機構から委託業務を受けたSAY企画株式会社が契約違反の再委託を中国の関連事業者にさせたところです。再委託されたものは全ての業務でなく、氏名、振り仮名のみということで厚生労働省は収めたところです。 この履行能力のないSAY企画の業務によって入力ミス、入力放置も多数発生したりすることにより、年金受給者が約十万人分、総額で二十億円の減額支給という事態を起こしました。
SAY企画と機構はもうむちゃくちゃ癒着しているなということを、私がデータで申し上げます。 まず、入札です。これ実は、二十八年の契約、これ二十九年度分のことをやるんですけど、申告書の記載内容、文字で二億一千二百七十五万字、これを入力しなくちゃいけないんです。で、二十九年、問題になった三十年分ですね、中国で一部振り仮名と氏名、これ委託した、この部分は四億二千三百四十三文字。倍になっているんです。
○田村国務大臣 実際問題、IBMが、このSAY企画等々のパソコン、サーバー等いろんなものを調べる中において、流れていないというのは技術的に確認をし、そのIBMが確認したことを、第三者機関でありますTIS社というところが確認をして、正当なといいますか、これはちゃんとした調査であるというふうに、お墨つきをいただいておるということであります。
○田村国務大臣 振り仮名と名前ということでございまして、全体で流れたのが五百一万件であるというふうに、これはSAY企画から中国の事業者に再委託されたケースでありますけれども、五百一万件というふうに聞いております。
我が党の長妻議員、二月十七日、衆議院の予算委員会でSAY企画に対する質疑を行いました。これは、厚労省が年金データの入力に関して再委託、再々委託をして中国の会社にデータ入力、なぜかされていたということで、五百万件が、名前と平仮名、読み方ということが流出していたということが言われております。マイナンバー、また年収、生年月日、電話番号等の流出については確認は取れておりません。
○長妻分科員 この蓋然性が高い理由は、理事長がおっしゃったように、中国の入力業界、これに精通している人物、だからSAY企画だ、SAY企画が中国に再委託しているのはSAY企画の社員しか知らない、こういう理屈なんですが、そんなもの、中国で入力ビジネスをしている日本人なんかいっぱいますよ。中国で在住している日本の方で入力ビジネスをしている方はいっぱいいますよ。
○水島参考人 SAY企画に三十年一月十五日に七千百万円の支払いを行っております。 これは、SAY企画から、平成二十九年十一月二十七日から十二月二十二日までに納品をされました扶養親族申告書等に関わる五百五十八万件のデータ入力の業務に対して支払われたものでございます。これは一月二十八日に検収が行われまして、機構のルール、スケジュールに従いまして、一月十五日に支払いを行ったものでございます。
○田村国務大臣 まず、内部告発があったというのは御承知のとおりで、SAY企画から漏れているという話であって、実際問題、調査をした。IBMが調査をした。
こういうことがあって、セキュリティーをしっかり見ていただく、SAY企画とは別の、IBMに見ていただいておったんですが、そこが第三者を入れて検証した結果、いろいろなパソコンやサーバー全部調べたわけですけれども、結果、やはり氏名と仮名しかないということで、第三者にも評価をいただいたということであったわけであります。
そしてもう一つ、田村大臣にお伺いしたいのが、この三ページ、四ページ、配付資料でございますけれども、これは厚生労働省の部会の、下の部会の中に、この問題の、これはSAY企画のときに、問題が起こったときに検証作業班というのがつくられて、そこの中間報告書の、作業未了の未定稿というものを、これも昨日いただきました、厚生労働省に。
これはそもそも、三年前に、SAY企画という東京都の豊島区にある会社が、年金のデータを、厚生労働省から入力してくださいということで受託したと。受託したら、それをまた再委託しちゃいけないんですね、契約上は。ところが、中国の会社に再委託しちゃった、しかも五百万件、再委託しちゃったと。とんでもないということで大騒ぎになりました、国会で。
我々もさんざんこの厚生労働委員会で、年金情報漏えい問題、SAY企画の問題、その他にも発送ミス、いろんな問題が出てきました。
○足立信也君 SAY企画、会社の清算手続中なのでという理由でした。 これは、先ほども言いましたが、国民の財産ですよ。これは何とかしっかり取り戻すことをしないと、責任放棄に近いですよ。やりっ放し、しかもこれ契約違反だし、やっちゃいけない契約ですよ、C等級。
年が明けて去年、SAY企画問題というのがありました。これは御存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、新しい方もいらっしゃるのでちょっとだけ言いますね。年金機構がデータ入力を委託した業者が業務を適切に行えず、その結果、所得税の源泉徴収額が正しく差し引かれず、年金支給額が過少になっていたと、そういう問題です。しかも、契約に違反して中国の業者に再委託していたということが一つ。
○国務大臣(加藤勝信君) 日本年金機構の株式会社SAY企画に関する未回収金については、昨年六月、委員お話があった、SAY企画の解散公告、これを受けまして、同年七月に日本年金機構から代表清算人に対して会社法の規定に基づく債権の申立てを行ったというふうに承知をしております。
これ、パネルを上げていただきたいんですけれども、少し関連になるんですが、実は、政府の調査って非常にいいかげんだなと私思った事件がありまして、年金機構は、去年、SAY企画という会社に個人情報関連の委託をしたんですが、それを中国の業者に不正に再委託していた問題がありました。
ちょっと更問いになりますけれども、例えば年金も、この間、SAY企画とか、安かろうということで委託をした、そうしたら、とんでもない年金のずさんな情報処理になった。その結果、再委託というか、委託先を当然変えたわけですけれども、一番深刻なのは、本当に全く遂行能力がない事業者に委託しても、そういう能力がないということを、ちょっと話はずれるかもしれませんが、年金機構は全く見抜けなかったということなんですね。
まずSAY企画問題から行きますが、簡単にまとめて話をします。データ入力を委託した業者が業務を適正に行えず、その結果、所得税の源泉徴収額が正しく差し引かれず、年金支給額が過少になってしまった。 ここで問題点として挙げたいのは、契約に違反して中国の業者に再委託していた。契約書もなかった。SAY企画は、全省庁統一資格でC等級だったと。
SAY企画との比較で、これもやっぱり全省庁統一資格でC等級だったと、しかし委託契約金は二億八千万円だったということ。 それから、問題は、もう一つあるこの従業員ですね。SAY企画は八百人の従業員を確保するといいながら、実際は百数十人だったと。 この恵和ビジネスというのは、そこまで分かりますか、どうだったんでしょう。どれぐらいの人数を確保してやる予定だったのに、実際はどうだったかって分かりますか。
○政府参考人(高橋俊之君) 委員御指摘のように、六月六日付けの官報で、株式会社SAY企画が六月五日開催の株主総会の決議により解散したということ、また債権を有する者は二か月以内に申し出ること等の内容の解散公告が掲載されております。
SAY企画という会社が今月五日に解散を決定しました。これにより、日本年金機構の被る損害は二億円とも報じられております。年金受給者のデータ入力業務を委託されたSAY企画は、人手不足などを理由に、契約に違反し、中国の業者に約五百万人分のデータ入力を再委託し、約百万件近い入力ミスを起こしました。
内部通報で発覚したSAY企画問題。年金機構がデータ入力を委託した業者が業務を適正に行えず、その結果、所得税の源泉徴収額が正しく差し引かれず、年金支給額が過少になっている問題。しかも、契約に違反して中国の業者に再委託していました。 SAY企画は、全省庁統一資格でC等級。C等級の予定価格は三百万円以上千五百万円未満です。しかし、千二百万件を一億八千二百万円で委託契約しました。
それから、加えて、まだ債権、損害として確定できていない分、これは早急に確定しながら、SAY企画、あるいは、もしそういう事態があれば、そのときにおいてそういった場合の対応者ということになるんでしょう、それと交渉していくと、こういうことになると思います。
もちろん、SAY企画自体が良くないわけですが、しかも中国の業者に再委託、これ無届けでやって、かつ契約書もないという実態だったわけですよ。 そこで、これは一者応札ですが、機構としては、ここはできると、やれると、しかもランクとしては足りないのにできると判断して委託したわけですよ。これは、大臣の責任重いですよ。国民の財産ですからね。
SAY企画が解散したということです。今年の冬から春にかけて、この話題といいますか、このことがこの厚生労働委員会でかなり大きなテーマでした。税制改革に伴って源泉徴収額が変わると、それで年金機構がデータ入力をSAY企画へ委託したということですね。問題は、できるはずもないところに委託したわけです。結果として、五百二十八万人のデータのうち九十五万人に誤りがあった。
○桝屋委員 六月四日の報告書の内容を私も改めて確認をしながら今後議論したいと思いますけれども、SAY企画の問題をこの国会質疑等でも私は感じて見ておりますが、どうも、年金機構において、外注、調達に当たって、安ければいいというようなことが優先していたのではないか。民主党政権のときに私は浪人しておりましたけれども、あれからどうも政治の雰囲気が変わったのかな、こういう気がしてならぬのであります。
SAY企画の事案の判明を受けまして、当機構におきましては、三月二十七日から、個人情報を取り扱う外部委託契約のうちで、平成三十年四月以降も契約が続く百十八の契約及び三月中に契約が満了をいたしておりますが特定個人情報を取り扱っていた一契約、この合計百十九契約を対象にいたしまして特別監査を実施いたしました。
次に、この件は大臣にもお伺いしますが、今回の問題でクローズアップされているのがやっぱり委託問題ということになるわけですが、SAY企画は今回の業務案件を処理する能力を持っていなかったにもかかわらず、これを受注をしたというか、ここに委託をした。それを可能にしたのは、やっぱり落札価格の問題だったのではないのか、こう思います。
○参考人(水島藤一郎君) まず、今般の扶養親族等申告書等の事務処理の中におきまして、当該申告書等のデータ化業務を委託をいたしました株式会社SAY企画の入力漏れあるいは入力誤りが多数発生する事態になりました。国民の皆様に大変な御迷惑、御心配をお掛けする事態を招いたことにつきまして、心からおわびを申し上げる次第でございます。
SAY企画の再委託に端を発して、これは委託契約中の百十九社に対して特別監査を行いましたね。その中で、恵和ビジネス、これが実は二億八千万。再委託を禁止されているのに相談もなくやっていたと。これは、前と違うのは、再委託の中身が生年月日や氏名、前年所得など、個人情報がもろに入っています。 これ、この前、石橋委員が全省庁の統一資格、言われました。
○加藤国務大臣 再委託について、厚生労働省の分については私ども責任を持ってSAY企画から聞き取りをし、特に契約に反する再委託はないということは確認しておりますけれども、いずれにしても、同社が当該契約に即して履行しているかの確認を行い、その状況に問題があるものについては厳正に対処していきたいというふうに考えております。
今回、SAY企画は、たまたま出てきたデータがおかしくて見つかったわけですよ。それで、調べてみたら、どうやら再委託していて、それが中国の企業だったみたいなびっくりな話なんですけれども、要は、そのデータ入力のミスがなかったら気づかないわけですね。気づかずして、結局、契約違反だけじゃなくて、中国企業に国民のデータが渡っていることも公にならなかった。
○加藤国務大臣 今御指摘のSAY企画に関しては、日本年金機構からの委託を受けたデータ入力業務の一部について契約に反して再委託を行っていたということ、さらには、入力漏れ、入力ミス等があって、年金受給者の皆さん方に本来支払われるべき年金ではない形で年金が払われてしまったということ、これは大変我々としても遺憾であるということでございます。
私も改めて、あっ、何だ事前の審査ちゃんとやっているじゃないか、じゃ、何でこの事前の審査をSAY企画が通ってしまったんだろう。 どういう基準に基づいてこれ審査したんですかと聞いたら、資料の三が出てきました。資料の三で、いろいろありますが、大事なのは事業の経営状況なんだろうなと思います。委託業務の規模等から見て、業務の履行能力に問題はないか、損害が生じた場合の賠償力を有していると判断できるのか。
SAY企画、C級でしょう、C級でしょう。それでも柔軟な運用といって認められているからと。でも、柔軟な運用って、別に、じゃ、どこでも何でもいいということじゃないでしょう、理事長。 柔軟な運用、C級だけれども、よっぽど合理的な理由があって、徹底的に審査をして、この条件満たすのか、いや、それならまだ分かりますよ。
今日もちょっと、前回取り上げましたが、なぜ資格がないはずの、本来受注すべきでなかったはずのSAY企画に、あの膨大な、予定価格二億二千万円もの莫大な膨大な、大きな大切な年金のお客様の情報入力作業という、不正確であってはならない、正しくて正確にやらなきゃいけない、理事長そうですね、そういったところが、到底できない事業者に委託されてしまったのか。